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個別包装内のコンドームを端に寄せ、反対側に出来た十分なスペースを完全に切り離し、コンドームにキズをつけないように取り出してください。(図1)
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コンドームの表裏をよく確認した上で、精液溜りなど先端部分を指の腹でつまんで空気を抜いてから亀頭に密着するように置いてください。(図2・図3)
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コンドームをゆっくりと両手の指でペニスの根元に向かってころがしながら、根元までかぶせてください。(図4)
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射精後は、速やかにペニスの根元部分のコンドームをはずれないように押さえながら、ゆっくりと膣外に抜き出してください。
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使用したコンドームは、各自治体の処分方法に従ってください。
- 爪や歯、開封時の切れ端、その他硬いものに強く触れないようにしてください。
その時のキズが使用中の破損の原因となります。
- コンドームは性器接触前にペニスが勃起状態になってから、装着してください。
- 性感染症は、接触感染ですのでコンドームは必ず性器接触の前に装着してください。
- 避妊を目的とする場合でも、はじめから装着してください。
精子は射精時だけでなく、射精前後でも分泌されています。
引き続き性行為を行う時は、特にご注意ください。
- コンドームには表裏があります。
表裏を間違えると装着できません。
体液や精子が付着している場合がありますので、表裏を間違えたらそのまま使用せず捨ててください。
- 精液溜りなど先端に空気が入ったまま使用すると破損の原因となりますので、装着時にしっかりと空気を抜いてください。
- 詰まりの原因となりますので、使用したコンドームは水洗トイレに流さないでください。
重要な基本的注意
- コンドームの使用は、1個につき1回限りです。
その都度、新しいコンドームをご使用ください。
- コンドームの適正な使用は、避妊に効果があり、エイズを含む他の多くの性感染症に感染する危険を減少しますが、100%の効果を保証するものではありません。
- 天然ゴムラテックス素材の場合
天然ゴムラテックスは、かゆみ、発赤、じんましん、むくみ、発熱、呼吸困難、ぜんそく様症状、血圧低下、ショックなどのアレルギー性症状をまれに起こすことがあります。
このような症状を起こした場合には、直ちに使用を中止し、医師に相談してください。
- コンドームの使用中に、破損や精液漏れ等により膣内への精子の進入が疑われる場合、緊急避妊という方法により妊娠を回避できることがあります。
その際は、可能な限り速やか(遅くとも72時間以内)に、産婦人科医等を受診してください。
相互作用
- 膣内に挿入する坐剤、外部性器に塗布する軟膏などの医薬品や口紅、ハンドクリームなどの油性物質と接触すると、コンドームが劣化し、破れる危険があります。
コンドームの使用時には、これらと接触しないよう注意してください。
- 市販の潤滑剤の中には、コンドームの破損の原因となるものがありますので、追加で潤滑剤を使用する際は、コンドームメーカーの潤滑剤をご使用ください。
その他の注意
- 性交中に違和感(脱落及び必要以上の伸びなど)を感じたときは、破損に通じるおそれがあるので、使用を中止してください。
- 個別包装が明らかに損傷している場合は、それを破棄して、新しいものを使用してください。
- このコンドームはペニスに装着し、膣内に挿入する性行為に適用するよう設計されています。
これ以外の用途での使用は破れる危険があります。
- 使用期限を過ぎたコンドームは破れる危険がありますので使用しないでください。
- 次の場所に保管しないでください。
a) 直射日光のあたる場所
b) 高温多湿の場所
c) 防虫剤などの揮発性物質のある場所
- 購入時の包装に入れたまま保管し、その都度、取り出してください。
個別包装のまま携帯しないでください。